IoT技術を活⽤したFinTechサービスを提供する Global Mobility Service社との事業提携を開始

当社は、自動車の遠隔起動制御を可能にするIoTデバイス「MCCS」を提供するGlobal Mobility Service株式会社（本社：東京都港区、代表取締役 社長執行役員/CEO：中島 徳至、以下「GMS」）との業務提携を開始しました。

※2021年4月26日の日経新聞朝刊にも取り組みについて紹介いただきました。

（WEB版はこちら）

※テッククランチにも取り組みについて紹介いただきました。

（記事内容はこちら）

 

 

本取り組みを通じ、これまで支払い能力はあるにもかかわらず、従来のローン審査には通らなかった起業直後の個人事業者や、非正規労働者、シングルマザーなどのクラウドローン利用者にも、IoT技術を活用し、幅広くマイカーローンが組める機会を提供できるようになりました。

背景

国内では自動車ローン不通過数は年間200万人いると言われています。

融資審査では、年収だけでなく比較的収入が不安定とされる職種の場合には、ネガティブに判断されることがあります。

仕事や日常生活に車を必要とする方でも、ローンが組めないことで、調達を諦めるか、維持費が高コストとなるリースなどの方法を検討しなければなりませんでした。

 

通常、銀行のマイカーローンは不動産とは違い、車に担保を設定することは行なえないため、滞納リスクを考慮すると融資審査については保守的な側面があります。

そこで昨年3月より、「真面目に働く人が正しく評価される仕組みを創造する」をビジョンに掲げるGMSは、国内の銀行と包括業務提携を行いました。

IoT技術を活用し延滞など契約条項に違反があった場合には、遠隔操作による車両エンジン起動停止を行い、車両回収や売却を行う仕組みを開始しています。

車の利用制限を貸し手側に持たせることで、融資資金の回収を行いやすくした結果、ローンの利用の対象者を大幅に拡げることを実現しました。

（※すべての方が審査通過することを保証するものではありません。）

 

実現できること

2020年1月にリリースした「クラウドローン」は、手軽にローンが比較できる点で、1年4か月で利用者は1.3万人、マイカーローンも4,000件超の依頼があります。

2021年4月現在、すでに17行の銀行からローンの提案が行われていますが、ユーザーの年収・職種や現時点での借入状況から、十分な価値提供ができないケースがありました。

 

今回の提携で、サポートできる融資対象者を拡げられることが、国内事例ではまだ数少ない金融包摂を実現することとなります。

当社がビジョンとして掲げる「経済的に物事を選択する自由を提供すること」へ、貴重な一歩になると考えています。

今後もクラウドローンでは、段階的に提携銀行とGMSのIoT技術を使うことで、対応できるマイカーローンの商品を展開できるように協議を重ね、推進していきます。

 

Global Mobility Service株式会社概要

「真面目に働く人が正しく評価される仕組みを創造する」をビジョンに掲げ、世界の貧困/低所得層 約17億人の信用創造を行う金融包摂型FinTechベンチャーです。

自動車の遠隔起動制御技術を搭載した IoT デバイス「MCCS」で収集した車両データ（走行状況、速度等）と金融機関と連携して取得した金融データ（支払い状況等）をモビリティサービスプラットフォーム「MSPF」上で分析することで、ドライバーの信用力を可視化し、従来の与信審査には通過できなかった方へ、ローンやリースなどの金融サービスを活用する機会を創出します。

日本国内及びASEAN諸国（フィリピン/カンボジア/インドネシア）において低所得層の就業機会を創出する社会解決型のビジネスモデルが評価され、2020年10月時点で累計約56億円の資金調達を実施しています。貧困などの問題を解決する中に経済合理性を創出したビジネスモデルにより、豊かな社会の実現に向けて、国際社会に貢献してまいります。

 

本社所在地 　 ：東京都港区芝大門1丁目12番16号 住友芝大門ビル2号館 4階

代表者  　　　：代表取締役 社長執行役員／CEO 中島 徳至

設立      　  ：2013年11月25日

事業内容      ：モビリティサービスプラットフォームの提供

クラウド上に蓄積したビッグデータの二次活用サービス

URL         　：https://www.global-mobility-service.com/