北海道銀行がクラウドローンへ参画
「クラウドローン」に、
北海道に拠点を置く北海道銀行の参画が決定しました。北海道銀行の参画によって、同エリアのクラウドローン利用者にとって、自分のライフスタイルに合った銀行ローンを選ぶことが可能になります。
【銀行ローンを取り巻く環境】
一般的に、銀行ローンでは、認知を拡げるためにテレビCMなどマス向けの広告が採用されています。
しかしながら、マス広告では実際の顧客の購買導線のなかに入り込めず、マイカーや、教育、リフォームなどの目的ローンは十分に認知を拡げられていません。
実際、借入未経験者のなかで、銀行ローンと消費者金融との違いがわからない、銀行ローンの商品性が全くわからないひとは4割以上いるデータもあります(出典:一般社団法人全国銀行協会「銀行カードローンに関する消費者意識調査」)。
また、銀行ローンの利用シーンにおいても、銀行窓口の営業時間は平日9時〜15時までと短いうえに、コロナ禍においては都市圏を中心に窓口の稼働も制限されるなど、待ち時間はますます延びていく傾向にありました。
加えて、銀行ローンの手続き自体も煩雑なイメージを持たれ、若年層を中心に利用しづらい状況でした。
このように認知・利用の段階で銀行ローンには、利用者の顧客体験が損なわれている部分があり、本来は低金利で借り入れできる有効な調達手段であるにもかかわらず、多く利用されていない状況が続いていました。
【クラウドローン概要】
クラウドローンは、貸し手である銀行と借り手である個人を、オンラインでつなぐマッチングプラットフォームです。
大きな特徴として、利用者が事前に情報を登録することで、利用者と銀行の情報格差を減らし、両者にとってメリットのあるマッチングを実現しています。
クラウドローンは、広告による集客だけではなく、事業会社との提携経由で集客しています。
その結果、従来の銀行ローンの広告よりも利用者の購買導線に入り込める仕組みになっています。
また、利用者においても、一度クラウドローンに登録した情報をもとに、銀行ローンを申し込めるフローを採用しています。従来、煩雑だった銀行ローンの申し込みを簡単にし、オンラインだけで行える仕組みの構築を目指しています。
手軽にローンを比較できる点が利用者に好評で、クラウドローンの正式リリース後、1年2カ月で150億円分の利用者からの依頼が登録されています。
そのなかでも北海道エリアからの登録は多く、その利用者のニーズに応えるべく、北海道銀行の参画が決定いたしました。
【今後について】
昨今のコロナ禍において、個人消費のあり方が変化し、在宅時間を利用したオンライン学習や、地方移住者による車の購入なども増加しています。
また、貸し手である銀行でもDXが推進され、手続きがオンラインで完結できる商品が増えてきました。個人消費もローンの利用方法もニューノーマルな時代にすでに突入しています。
しかしながら、ローン利用者にとって最適なローンを比較しながら選択できる仕組みはまだ存在しません。
その結果、高い金利で契約してしまうなど、負担を強いられている状況は今も続いています。
クラウドローンでは、銀行からの成約確度の高い提案をもとに比較検討ができるので、利用者にとって最適なローンを選択することが可能です。
今後も、積極的に金融機関の参画を増やすことで、利用者の選択肢を増やし、より自分に合った銀行ローンを選択できるサービスの実現を目指していきます。
■ 株式会社北海道銀行について
「地域共栄」「公正堅実」「進取創造」を経営理念に掲げて、北海道エリアを中心にサービス展開する銀行。2020年3月期 総資産 5兆4,966億円、預金残高 4兆9,272億円(譲渡性預金含む)、貸出金残高 3兆7,627億円。
《会社概要》
会社名 :株式会社北海道銀行
本店所在地 :北海道札幌市中央区大通西4丁目1番地
代表者 :代表取締役 頭取 笹原晶博
設立 :1951年3月
資本金 :935億円(2020年3月期)
URL :https://www.hokkaidobank.co.jp/