クラウドローンが日本金融通信社の新聞記事に掲載いただきました
ローン案内基盤に関心
銀行界が、フィンテックベンチャーのUPWARDS(東京都・※1月20日以降はクラウドローン株式会社)が提供する個人向けローンプラットドーム「クラウドローン」に関心を寄せている。
利用者がウェブで簡単な情報を入力すると、登録している金融機関から希望するローンの案内が自動で届く仕組み。1月下旬からサービスを開始する予定で、スルガ銀行や三重銀行、中国銀行、仙台銀行など地域銀6行が試行する。
利用者はウェブで専用サイトにアカウントを登録し、居住地域や年収、借入希望額など12項目に回答する。(早ければ)数分でローンの提供が可能な銀行が表示され、銀行の個別審査に進む。複数行から商品を選ぶことができ、「1行ごとに仮審査を行う必要がないため、入金までが迅速」という利点がある。
これまで個人ローンは、利用者が1行ずつ仮申し込みを行い、審査を受けていた。否決された場合、次を探す必要があり、信用情報機関にも銀行などから照会履歴が残る。このため、別銀行から「他で否決されたから申込んできた」と疑われる不安もあった。
一方、銀行は特定条件(地域や借入目的など)をあらかじめ設定しておくことができるため、試行する地域銀は「優良顧客に絞ったアプローチができる」と期待する。銀行が支払う手数料は、借入総額に一定(額)をかけた金額で調整している。利用者が増えれば、「広告費をかけずに集客することができる」(村田代表)のため、手数料を加味しても成約コストの削減が見込まれる。
スタート時はマイカーローンと教育ローンを中心に取り扱うが、徐々に対象ローンを拡大していく。試行する6行のほか、メガバンクや地域銀、ネット銀行、信用金庫など20行庫近くが関心を示している。
引用元(「ニッキン」1月17日号より)
(※)一部事実と異なる点があるため、加筆修正しております。